いびき・無呼吸・CPAPセカンドオピニオン

1999年、開院当初から、外科的治療・CPAP治療・口腔内装具による集学的治療を行っています。現在でも、CPAPを装用している患者さんが178例います。

努力して離脱を推奨しているのですが、これまでに離脱できた症例は10人に満たない状況です。これから、治療をどうしたいのか聞いてみると、死ぬまで使いたいという患者もいますが、多くはできればCPAPから離脱したいという希望をを持っています。

離脱には、減量が基本です。無呼吸をゼロにするにする必要はありません。AHI20以下、器械作動圧7~8以下㎝/H2O、酸素飽和度が90%を下らないを目標にしてもらいます。


これまでも、いびきの患者さんやCPAP適応外となった患者さんなどが治療を求めて受診されました。これからも、鼻咽腔の局所所見と睡眠検査のデータを基に口腔内装具やCPAPによる保存的治療・外科的治療など、患者さんに最適な治療を提案します。


CPAPを使用している患者さんにおいては、患者さんの希望によって半年に一度、在宅による易睡眠検査でCPAPの効果判定と現在の無呼吸を検査することができます。

当院では、器機を二日貸し出して、CPAP装用下で一日、CPAPなして一日検査しています。現在の無呼吸・低呼吸の回数を知るとともに、酸素飽和度の低下の状況を知ることができます。特に、これらの変化と寝ているときの体位を合わせて検討することは大切です。

現在のCPAP使用上の問題点を指摘して、離脱を考えている患者さんに、最終的な目標を提示しています。