めまい・ストレートネック治療

めまい

CTやMRI検査をして異状ないと言われたといって、患者さんが受診します。あとは、耳鼻科を受診しろと。

めまいが起きているのに、異常なしとは一体どういうことでしょうか?それは、担当した医者にとって、私の専門とする領域の病気ではないと言っているのです。

めまいの鑑別診断には、難聴のある・なしが重要な所見となりますから、意識障害や呂律が回らないなどの重篤な症状がない限り、めまいが起きたらなるべく早く耳鼻咽喉科を受診してください。

めまいが起きたときの状態を詳細に記録して持参していただけると診断に貴重な情報となります。あとは、私におまかせください。

ストレートネック

以前は下を向いて仕事をする人に発症することが多かったのですが、最近はパソコンでの仕事やスマホを長時間見て頭を傾げている人にも多く見られるようになりました。

首の骨がまっすぐになってしまうために、首の後ろから肩にかけての筋肉に凝りが発生します。慢性的な肩こりは女性の7割、男性の4割にあるといわれています。

当院を受診するストレートネックの患者さんも圧倒的に女性が多いです。慢性的な肩こりや手のしびれ、首筋からこめかみにかけての痛みは緊張性頭痛といわれています。

ストレートネックによる典型的な急性めまい症状は、夕方から夜にかけて起きることが多く、ものが回っているという回転性のめまいで、激しい吐き気を伴います。翌日受診時には、めまいは消失していますが、吐き気はのこっていることも多いです。

足踏み検査では、どちらかに回転していることが多く、神経学的異常が残っています。一週間ぐらいは、ふわふわした感じが持続します。

治療のアプローチは肩こりを改善させることで、当院では、投薬と湿布のほかに電気針による治療を行っています。生活習慣病なので、肩こり改善のための生活習慣の改善指導も行っています。

ストレートネックの検査機器
ストレートネックの治療機器